ガラス・硝子・研磨台・ポリッシングディスクのご紹介
ガラス研磨台とは
ガラス表面にサンドブラスト加工により出来た凹部に研磨砥粒が入り込み研磨性を付加された遊離性研磨台です。
通常の#320耐水性SIC研磨紙と比べ、取扱いが簡単で誰でも面出しをすることができ、研磨速度も良く、耐久性にも優れている商品です。
ガラス研磨台の仕様
● ダイヤモンド砥粒 9µm用 = 24番
● ダイヤモンド砥粒 3µm用 = 18番
● ダイヤモンド砥粒 0.25~1µm用 = 15番
寸法が直径300mm以内であればご希望のサイズおよび上記粗さにてガラス研磨台の作成が可能です
(要相談)。
硝子(ガラス)製研磨台のイメージ
他の研磨方法との比較
研磨対象
SiC(炭化ケイ素、シリコンカーバイト)を樹脂で埋め込んだものを研磨対象としました。
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ガラス研磨台の使用用途
● SICの断面研磨解析
● 積層金属の断面研磨解析
● 積層鍍金の断面解析
● 超硬の断面研磨解析
ガラス研磨台の特長・利点
従来の研磨紙に比べ安定した研磨面を有するため、誰にでも面出しをすることができ、作業性の向上が図れます。
従来の研磨紙に比べ研磨面のエッジがはっきり明瞭に現れるため、観察が容易になり、後工程の断面検査において優位です。
従来の研磨紙に比べ耐久性が高くライフタイムで考えた場合のコストメリットが生じます。
01. 誰にでも面出しが可能で研磨速度が速い
埋め込み試料の面出しが初心者でもエッジがダレることなく研磨ができ、しかも短時間で研磨することができます。
02. 中間研磨時のエッジがはっきりでる
従来法であるSIC研磨紙#320とガラス研磨台で中間処理研磨を比較した場合、研磨時間および加工面の平滑度はガラス研磨台の方が優れており、エッジが明確で観察が容易である。
① SIC研磨紙での中間研磨
② ガラス研磨台での中間研磨
03. 耐久性が高い
ガラス棒をガラス研磨台とSIC研磨紙#320で10分間研削した場合の比較が下図のとおりです。
SIC研磨紙の場合、研磨開始3分間はガラス研磨台よりも研削能力は高いのですが、3分以降の研磨能力は低いことがわかります。
一方でガラス研磨台は、10分間使用しても研削能力がほぼ一定であるので、繰り返し使用が可能であることがわかります。
備考)研磨荷重は30N 各種研磨の重量変化はガラス棒3本の重量変化の平均値により算出
ガラス研磨台の場合、面出し研磨時に1時間以上の利用に耐えられることがわかりました。
●ガラス棒を3個、30Nで研磨(1試料あたりの荷重は10N)
●ガラス研磨台+ダイヤ9μm研磨剤を使用。
●1分、3分、5分、10分、30分、60分毎に重量測定
●それぞれ初期の重量から各時間の重量を引いたもののグラフ。
SIC研磨紙#320との中間処理研磨比較
■ 5秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 10秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 20秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 25秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 30秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 60秒
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
ガラス研磨台を使用したその他素材の中間研磨
■ セラミック
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 超硬
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台
■ 窒化処理をした金属部品
SIC研磨紙#320
ガラス研磨台